糖尿病マウスの血糖値が安定
海洋ミネラルにはどのようなメリットがあるのでしょうか？茨城県・海洋科学研究会の小椋武博士は、糖尿病時の血糖値への働きに関する動物試験を行っています。インスリンの分泌を能動的に悪くして糖尿病を発症させたマウスを用意し、1ヶ月間にわたり通常の水道水を飲ませるグループと海洋ミネラル0.3％含有の飲料水を飲ませるグループに分け、空腹時の血糖値を調べました。
その結果、通常の水道水のグループは血糖値が開始時と比べて上昇したのですが、海洋ミネラル飲料水のグループは正常値まで戻ったという結果が表れました。
さらに、遺伝子型の糖尿病マウスを用い、同じように水道水グループと、海洋ミネラル0.5％含有の飲料水グループの空腹時の血糖値を比較した結果、やはり水道水グループの血糖値は高く、海洋ミネラル飲料水のグループが正常値になったとの結果が現れました。
マウスの体内を見てみると、糖尿病マウスはすい臓内のランゲルハンス島（インスリンを分泌するβ細胞などの細胞塊）が萎縮しているのに対し、海洋ミネラルを与えていたマウスはランゲルハンス島が大きく、その周りにはリンパ球が集まっていることが確認されました。
糖尿病など生活習慣病発症の原因の一つとして、慢性的なミネラル不足という専門家の意見もあります。偏った食事で生活習慣病が気になる方は、海洋深層水の豊富なミネラルに注目してみてはいかがでしょうか。